【11/17 新潟釣行/その2.「いかくん」との出会い】
2015.11.17 5:30 ☁→ ☂ 波0.5~1m
こんばんは。
11/27 前回釣行の続きです。
さて、キャストリールが使えなくなり、釣場の移動を余儀なくされ11/10に初釣行の「W」に到着。
テンヤとタコジグを持ち堤防に歩いていくと、先着のタコ釣師が1名。
すでに釣られてしまったかと思いながらも、戦績確認のため挨拶程度に
「釣れましたか?」ときくと、
「小さいの1匹だね!」
普段なら、この程度か「ダメッ!」で話は終わるのだが、
この日は違った。
「やるなら、ここよりも先端か外回りのほうがいいよ。1往復であきらめないで場所変えせず、じっくりとせめたほうがいい。」
「砂地よりも............。」
「最高で7往復ぐらいして、大きなタコを釣ったことがある。
それから.............。」
「だから、ここではボウズで帰ったことはないよ。」と、
10分ほど釣れるポイントとともに釣り方、釣果自慢までやさしく.......聞かせてくれる。
よく聞くと、初めはイカ釣りをしていたが、なかなか釣れないのでタコ釣りをしてみたところ、
逆さになって足を大きく広げ水面に上がってくるタコの姿に、
見事ハマッてしまったとのこと。
(´ー`*)(´ー`*)「うん、うん。」
と自分もハマる理由に共感しながら、ついでに仕掛けを見せてもらったが、
タコジクを使い、頭の部分に「いかくん」をつけているという。
よく見せてもらうとイカの燻製=さきいかをリボンのようにつけている。
こんなイメージ。
何もつけないより、つけたほうがいいとのことで、
他の人はサバの切り身をつける人もいると言っていたが
「タコジグにも餌.....?」
個人的には初耳だったが、言われてみれば理にかなっている。
ならば、これにもあり?
試す価値あり!!
さらに、ジグの針の角度が、やや内側に入り込んでいるとのことから、
少し広げてやったほうがバラシが少ないという。
確かに、8クローも改造餌木の返し針も、内側に入り込んでいる。
「針をやや直角ぐらいに広げてやれば、アワセをしっかりできるかも。」
素人ながらそんなことを考えつつ、
「もう飽きた。」という釣師(以後、敬意を込め【いかくん】と命名)と別れた。
その後、一通りご教授いただいたポイントを探ったが一度もアタリなく、
【いかくん】が教えてくれたタコの釣れる場所のひとつ、「U」に移動。
タコパラ×スピニングのタコジグをもって車を降り、釣場に釣り糸を垂らす。
探りながら歩いていると、またもや【いかくん】と遭遇。
竿をもったまま、地面に座り煙草を吸っている。
また、話しかけてもいないのに、
「タコが穴に潜って張り付いたまま20分、まだ引き上げられない。」
と教えてくれた。
「以前も同じことがあり、1時間以上も粘って大きなタコを釣り上げた。」
「リールも8Kgでやっと巻けるぐらい。」
「その時は、6リッターのクーラーに入りきらないタコだった。」
「本当に................。」
【いかくん】を通り越し少しずつ離れていくにもかかわらず、話はまだまだ続く。
何をしゃべっているのか、よく聞き取れないまま頷いて探っていると、
突然大きな声で
「あっ、そこの先のブロックの穴に、必ずタコがいる。
でも、張り付かれると100%上げられない。俺も上げたことがないんだ。」
ふむふむ、それじゃ自分が上げて見せようと、急にフツフツとチャレンジ精神が沸き、
先端近くのその場所に到着。
3階建てのタコジグを穴に入れ上下に2・3回垂らすと......。
一気に根掛かり?
竿を思い切り上下するもののビクともしない。
奮闘の末..........
(T_T) 撃沈。
糸が切れてしまい、引き上げたのは3階のタコジグ一つのみ。
「やっぱり!! 切れた?」と【いかくん】。
残すところテンヤ2、中途半端なタコジグ1ケとなってしまい、他の場所へ移動したが
結局、アタリなく納竿。
帰り道、道路沿いから海を眺めると、まだ座り込んだままの【いかくん】がいた。
またあったら、声をかけてみよう。 というより、たぶん声を掛けなくても
今度は声をかけてくれそうだが?!
タコとともに情報も収穫できた有意義な一日だった。
本日の釣果■タコ 3匹(820/650/550) 計2.020g